【2011 NAB SHOW】Avid Technology

次世代Media Composer向け3D編集機能をテクノロジープレビュー

ステレオクリップのグループ化や3Dミラーリグのサポートなど大幅強化

AvidMC1.JPGファイルの関連付けや3D出力方式の設定、3Dタイトルなど、大幅に機能強化している次世代Media Composer。AvidMC2.JPGAvid Technologyは、次世代Media Composerに搭載するために開発中の3D編集機能についてテクノロジープレビューを行った。 Avid Technologyは、次世代Media Composer向けに開発している3D編集機能の強化部分ををテクノロジープレビューした。強化ポイントとして「ワークフローへのシンプルな統合」「2D編集からの容易な移行」「深化するメタデータ管理」を挙げた。具体的な改善点として、「ステレオクリップのグループ化」「スレテオメタデータのトラッキング」「3Dミラーリグのサポート」「特定の3Dメタデータのトラッキング」を挙げ、開発段階の機能をデモした。
 デモでは、左目用/右目用それぞれのビンに映像が配置されていること、各映像ファイルをステレオスコピック3D用に関連付けて、出力3D方式を設定できること、関連付けされた映像ファイルを用いてタイムライン上で編集/プレビューが可能なこと、奥行き感の中にタイトルを配置できること、S3D編集向けのツールが提供されることなどが、大まかに紹介された。
 技術の方向性の解説とデモを合わせて約20分ほどの内容であったため、技術的に詳細な部分まではつかめなかったが、次世代Media Composer のS3D編集機能は、現行のものから大幅に機能向上が図られそうだ。今回のデモにおいては、Nitris DXのDual Link HD-SDI出力をプロジェクターに出力して上映しており、Msdia Composerでオフライン編集してNitris DXでプレビューするというワークフローを構築できることをアピールした。

(Ken Akiyama)

(Video Journal 5月号向け提供記事から再構成)
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