【2011 NAB SHOW】朋栄

HD可変フレームレートカメラでハイスピード3D撮影を提案

1280×720で秒700コマの撮影が可能

SuperSlow3D.JPGVFC-7000を2台同時運用し、同期撮影/同期再生、同時再録を活用すると、スーパースローモーション3Dカメラとして運用できる。新たなシーンを撮りながら、収録済映像を再生できるのが魅力だ。VFC-7000.JPG朋栄のHDバリアブルフレームレートカメラFlash EYE VFC-7000。解像度は720だが、通常のHD カメラのバリアブルフレームレートを遥かに超える秒700コマの高速度撮影が可能だ。 朋栄は、HD対応バリアブルフレームレートカメラFlash EYE VFC-7000を使用して、ハイスピード3D撮影をデモした。VFC-7000は、20万分の1秒の高速電子シャッターを搭載し、高感度CMOS カラーセンサーを組み合わせることで、1280×720解像度で秒50コマ~秒700コマまでのバリアブルフレームレート撮影ができる。内蔵メモリを用いて、秒700コマ撮影で9.8秒(メモリ拡張オプションで39.2秒)の録画が可能。カメラ2台による同期撮影/同期再生が可能で、収録済映像を再生しながら新しいシーンを録画する同時再録機能を搭載する。オペレーションユニットはステレオスコピック3D撮影にも対応しており、2台のカメラを同期させて運用することができる。
 ブースでは、カメラ2 台を垂直リグに設置して同期運用することで、ハイスピード3D撮影ができることをデモした。パフォーマーのジャグリング演技を収録しながら、リアルタイムに演技のスーパースローモーションの3D再生も行った。スポーツイベントなどで、3D中継をすることも増えてきており、収録を続けながら、ハイライトシーンをスーパースローモーション再生することができ、3Dライブ映像の幅を拡げることができそうだ。
 左右の視差調整には、朋栄が開発したS3Dプロセッサ/カラーイコライザCEQ-100HSを活用。VFC-7000のマウントはニコンFマウントを採用しており、レンズ個体差で生じる微妙な色バランスの調整や、画角のズレなどについても、CEQ-100HSで補正していた。

(Ken Akiyama)

(Video Journal 5月号向け提供記事から再構成)
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