Thunderbolt搭載ポータブルデバイスUltraStudio3Dも発表

Blackmagic DesignのUltraStudio 3Dは、高速インタフェースThunderbolt に初めて対応したビデオキャプチャデバイスとなった。　Blackmagic Designは、DeckLinkシリーズキャプチャーカードの新製品として、3Gb/sクアッドリンクSDIに対応し4K解像度のキャプチャ／再生が可能なDeckLink 4Kを発表した。8レーンのPCI Expressカードで、10bit SD／10bit HD／12bit HD／2K／4Kのキャプチャと再生が可能。カラースペースは、YUV 4:2:2とRGB 4:4:4のほか、デジタルシネマ用にDCI規格に準拠したREC601／REC709／XYZもサポートする。
　Appleが最新MacBook Proに搭載した高速インタフェースThunderbolt。Mini Display Port端子を活用する形で設計されたThunderboltは、10Gb/sのデータ転送能力と、10Wの電源供給能力を持ち、最大6台の周辺機器をディジーチェーン接続できる。Blackmagic Design製品としては初めて、このThunderbolt規格準拠のポータブルキャプチャーデバイスUltraStudio 3Dを発表した。UltraStudio 3Dは、Dual Link 3Gb/s SDI、HDMI 1.4a、アナログコンポーネント／Sビデオ／コンポジット、バランス・アナログオーディオ、AES／EBUデジタルオーディオのキャプチャ／再生が可能。ステレオスコピック3D制作にも対応し、インターリーブ方式／サイドbyサイド方式でのデュアルストリームキャプチャー／再生もできる。

（Ken Akiyama）

（Video Journal 5月号向け提供記事から再構成）